住まいの設備の中でもトラブルが起こりやすい水回り。特に台所の流し台、シンクの排水は詰まりや悪臭などのトラブルが起こるやすい個所といえます。台所の流し台の排水が完全に流れなくなった場合はすぐに水道工事会社を呼ばなければと焦ってしまいますが、自分で対処できるところは行ってから、連絡した方がよいでしょう。
シンクの排水が完全に流れなくなってしまう原因としては、排水パイプの内側に汚れが多く詰まって、その汚れが固まりとなって排水の流れ道をふさいでしまっていることがあります。狭くなった排水の通り道では水は少しずつしか流れませんし、そこに大きなゴミや食べ物のカスなどがひっかかってしまうと詰まりが生じます。対処方法としてはまずはワイヤードレンブラシなどを使用して、食べもののカスや汚れの塊を砕いて、排水の流れ道を作ってあげましょう。よく行う方法としてパイプクリーナーを使用する人がいますが、このケースの場合薬剤のパイプクリーナーは無意味です。
掃除道具が届かない部分の掃除方法
キッチンやお風呂、洗面所の排水口は定期的に掃除をしておかないと、食べ物のカスや髪の毛などが溜まり、詰まりの原因になったり、水漏れを起こしたりするケースが多いです。きちんと定期的に排水口を掃除していれば、このようなトラブルは起こらず水道工事をしなくてもすむでしょう。しかし排水口の掃除は、住まいの設備の掃除の中でも一番苦手という人は多いんですよね。触るとヌルヌルしているし、悪臭はするし、掃除するのが億劫になる場所と言えます。
今回は排水口を直接触らずに掃除する方法をご紹介しましょう。排水口のヌルヌルの原因は、水垢や油汚れ、雑菌などです。掃除のポイントとしては、酸性の油に対してアルカリ性のものを注入することで、中和させて汚れを落としていくのです。まず使うものとしては重曹とお酢がおすすめです。この２つは水回りの掃除の定番アイテムとも言われており、安くて健康にも安全な万能品になります。重曹を排水口に蒔いて、お酢を重曹にかかるようにまわします。泡だって来たら１０～３０分程度放置しておきます。最後にお湯で流すだけでぬめりが綺麗に取れてしまうのです。
