ここだけの秘密です! |
細かい事例を挙げて、トイレの詰まりメカニズムを住まいる水道が解剖します!
今日は話題を少し変えて、水のトラブルで水道工事を依頼した時に知っておくと少しは役立つ(?)情報をお話ししたいと思います。
まずはトイレの詰まりのパターンを分類
例えば皆さんのご自宅のトイレ(大便器)が詰まってしまった場合ですが、症状もいくつかの種類があるかと思います。
・まったく水が流れていかず、水かさが増したまま水位が30分待っても一向に下がらず、タンクのレバーを回したら便器から水が溢れてきてしまいそうな重度の詰まりの場合。
・詰まりはするが、時間とともに水かさ下がり、やがて通常に戻っていく。そして、再度流すとまた同じように詰まって、待っていると再び水かさが減っていくのを繰り返す場合。
上記二種類の例でも、スッポン(ラバーカップとも呼ばれていますね!)を使って詰まりが解消する場合もあれば、解消しない場合もあり、またその場では解消したかと思いきや後日同じような症状が現れるような場合もあります。
このように様々な詰まりの症状が現れるのは、「トイレの詰まり」と一言で言っても、詰まり方にさまざまなパターンあるからなのです。
簡単に例を挙げてみても、便器に固形物が詰まった(ex.携帯を落とした)、トイレットペーパー以外の物(赤ちゃん用のお尻拭き・ウェットティッシュ)を流したら詰まってしまった、長い便秘の後に使用して詰まった等々・・・。
その他にも実際にあった事例として、業者(もちろん住まいる水道ではありません)の不手際で、入居前のトイレのリフォーム工事の際に発生したガラ(コンクリートの破片など)が配管に落ちていて、何も知らずに入居したら始めからトイレの流れがあまり良くなく、少し多めにトイレットペーパーを流すと段々に詰まっていってしまう(言語道断の工事です!!)ということもありました。
どんな対処方法があるのか
この様々な症状に対応するためには、やはり様々な方法が取られることになります。スッポン一つで解消してしまうならば何も大騒ぎすることはありませんが、それが駄目なら大便器を床から外して詰まった原因を探し除去する。
大便器を外しても原因が見つからなければ、今度はその後に続く排水管以降を疑っていかなければなりません。
排水管で詰まっていればまだマシですが、その後の枡で詰まっているのか、その更に後なのか・・・。
マンション等であれば排水管は当然他の部屋の排水管とも繋がっているので、話しはいよいよ複雑になっていきますし、大がかりな動工具や工事が必要になるのは想像に難しくありません。
このように「トイレの詰まり」と一言で表したとしても詰まりの状況もとられる対応も千差万別ですので、その作業にかかる手間も費用も当然ながら違ってきます。
まれなケースですが、マンションなどの集合住宅での配管の詰まりのケースでは、詰まった場所によっては皆さんに過失があるとは言い切れない場合もあるのです。
トイレの詰まり考察のまとめ
以上のようなことを知っておくと、いざ詰まりのトラブルが発生しても、業者の説明を理解する上でもコミュニケーションを取る上でも、何も知らないでいるより遥かにスムーズになっていきますし、見積もりをもらっても、「これだけの作業に対してこの値段になるのか」と、理解も判断もしやすくなります。
また万が一悪意のある業者に当たってしまった場合にも、付け入る隙を与えにくくなります(業者任せにしてしまわず、詰まり調査や工事に立ち会うことも非常に重要です)。
ぜひ、水道業者さんとはスムーズにコミュニケーションをとって、信頼関係を築き上げていってください。きっとそれが、安心快適な暮らしに繋がっていくと思います。