こんにちは。住まいる水道のウルウルです。私のペンネームはウルウルなのですが、最近の気候が全くウルウルしていないので、非常に心配です。関東圏では明日16日から利根川水系8ダムの貯水率低下の影響で10%の取水制限が行われる予定です。
これらの背景には去年からの冬の時期の雪不足が尾を引いているのだそうです。
つくづく、人間は自然には勝てないのだなと感じている今日この頃です。そんなわけで、今回も水と災害にまつわるお話しをご提供いたします。
被災者の多くが感じた不便さとは
いつ、どこで起こるかわからない災害では、ライフラインや交通網の寸断によって、初期段階では支援物資も思うように行き届かない混乱が発生します。
過去の災害時、避難者の多くが「当初は水が無く、給水車が来ても容器も限られていた」と証言していたようです。
家庭でもペットボトルの備蓄をしている方も多いと思いますが、予測が難しい地震災害では、それらを持ち出す事も困難になってしまいます。
自治体が備蓄している飲料水のペットボトルなどは、数も多くありません。
水は、飲用だけでなく、食事やトイレなどでも大量に使用しますので、給水車が到着しても容器がなければ補給できる量も限られてしまいます。
東日本大震災や熊本地震の報道を見ていると、避難所では苦労してさまざまな容器で対応している場面が見られました。
ペットボトルはある程度使いまわしが出来ますが、多くの場合はゴミとして廃棄され、処分の問題も出てくるでしょう。
震災の場合は、着の身着のままでの避難者が多いとは思いますが、非常持ち出し袋などを持参出来る場合には、その中に「給水パック」を入れておくと役立つと思います。
給水パックはコンパクトが強み
給水パックには、数リットルから20リットル程度まで入るものが市販されています。
万が一、屋外や避難所での生活を余儀なくされてしまった場合でも、いろいろな用途にも使用でき、使わない時はコンパクトに折りたためるため、場所を取らない、ゴミが出ないなどのメリットがあります。
自治体や町内会の自主防災組織によっては、給水パックを備蓄している所もありそれらを活用する事も出来ますので、確認しておくといいですね。
給水パックの他にも、簡易浄水器や消毒用塩素なども市販されていますが、値段も少し高い事や心理的に使いたくないなどの事から、まだまだ普及は進んでいないようです。
この他、折り畳み式の布バケツが重宝すると言った証言もあります。
洗い物などに使用した後、残った水はトイレ用にするなどにも使えます。
これらも、通販やホームセンター、釣具店などで購入する事が出来ます。
災害は「自助」「共助」が大切
災害では、1人暮らしの高齢者や障害者の方などの「災害弱者」が必ずいます。
日頃の防災でも、意識的にそうした方々を見守る事が大切です。
もし災害が発生したら、まず自分自身を守る「自助」を行い、それから周りの方々と助け合って行動する「共助」が重要になります。
ライフラインの中には電気やガスのように、短期間であれば懐中電灯やカセットコンロである程度代用出来るものもありますが、水は命に直結してきます。
また災害の混乱状態下では、行政だけでは復旧作業も到底追い付いてきません。
そうした場合にも、「共助」によって助け合う事の重要性は防災の観点からは最重要とされています。災害時の報道やSNSを見ていても、自発的に皆さんが行動を起こして助け合っています。
必要とする支援物資ではやはり水が一番多いように思いますし、災害を実際に経験した立場から見れば、現実的に初期段階では水が不足します。
一度被災した人は、自身の過去の経験から現在いる被災者に何が必要かわかるため、当事者に寄り添った選択にもとづいて支援物資を送ることが可能です。
これらの情報共有やネットワークの構築をスムーズにしているのがTwitterやFacebookです。(むやみに発信はせず、しっかりと根拠を確かめて行うことが重要)
いざ発生したら、どのような避難状態になるかわからないのが災害というものです。
さまざまな災害を考えて、奨励されているものを基本に、事前に防災グッズを選ぶことが必要です。
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