そもそも、ユニットバスに湯アカは、人間の皮脂や石鹸のカス、空気中の埃などが混じり合って、浴槽などに付着するためにできたものです。界面活性剤入りのシャンプーやボディーシャンプーよりも、無添加の固形石鹸のほうが石鹸のカスが溜まりやすくなっています。炭酸塩やケイ酸塩などが添加されていない粉石鹸で洗濯をしていると、洗濯機の排水口が石鹸のカスで詰まり、掃除がたいへんなことがあります。安全で健康に良いと思われがちな無添加石鹸は、排水口が詰まりやすいため、ユニットバスにおいてもできるだけ使用を控えると掃除が楽になります。
既に浴槽にこびりついてしまった湯アカは、クエン酸や重曹などの洗浄剤を使用することで、キレイにすることができます。クエン酸には食用と掃除用とがあり、湯アカの掃除に使用するのはもちろん掃除用です。重曹にも同じく食用と掃除用がありますが、こちらも価格が安く、分量が多い掃除用で十分です。どちらもスーパーやドラッグストア、100円ショップなどで手軽に手に入ります。何かわからない事がありましたら住まいる水道までご相談下さい。
クエン酸の使って詰まりをとる
クエン酸は水で希釈して、霧吹きに入れてから使用します。湯アカに吹きかけて5分から10分ほど時間を置いてから、使い終わった歯ブラシなどで優しくこすってあげると、みるみる湯アカが落ちていきます。ただし、クエン酸は金属に付着するとサビの原因となるので、ユニットバスのなかで金属が使われている蛇口やシャワーヘッドには、クエン酸を使用しないようにしましょう。
重曹は水で溶いて混ぜ合わせてペースト状にしてから、特に湯アカがひどい場所に使用します。同じく歯ブラシなどで優しく磨いてあげると、頑固な湯アカがキレイになります。ちなみに、クエン酸や重曹を使った掃除方法は、ユニットバスだけでなく、洗濯機や排水口の詰まりにも効果があります。
ユニットバスの浴槽は、もともと汚れが付着しにくいようにコーティングがされていますので、あまり強く擦るとキズがついてコーティングが剥がれてしまい、ますます汚れや湯アカが付きやすくなる悪循環に陥ります。そのため、コーティングを傷つけずに湯アカを落とすには、専門の業者に依頼しましょう。
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